怒られないように仕事する、生きる、行動する、必要は全くない話

こんにちは、ダランです。

今日は、怒られないように仕事する、行動する・・・という考え方について語りたいと思います。

まず結論から言うと、「怒られないように」が行動原理になると、ろくなことにならないです。

怒られないように仕事をしたTさんの末路

私の知人で料理のプロ、Tさんがいました。

Tさんが作った料理を、その上司が食べていましたが、ろくな味付けではなく、マズイ!何考えてるんだお前は!

といつも怒られていたそうです。

 

Tさんはどうすれば怒られないですむか、どうすれば怒られない味付けになるか、ということを考え、いつもびくびくしながら料理を作っていました。

しかし、毎回毎回上司に怒られて、どうすればいいか分からなくなってしまったそうです。

 

酷い時には、上司の友人の主婦の方が差し入れてくれた料理を食べて、「うまい!」と言い、Tさんには「お前プロだろうが!主婦に負けてどうするんだ!」

と怒られる始末だったそうです。

 

Tさんは、どうやって作っても怒られてしまい、最終的に上司に「お前はもういい。面倒見ない。お前の好きなように勝手に作れ。」

と言われてしまったそうな。

 

しかしそうやって突き放されて、自分の好きにしていいと言われた結果、逆になんだかスッキリしてしまったそうです。

 

そして、自分の好きなように料理を作っていました。

そして、ある時、また上司に料理を提供する機会がやってきました。

 

Tさんは好きなように作れと言われたので、上司に出来るだけ喜んでもらおうと思って、料理を作りました。

そしてその料理を食べた上司は言いました。

 

上司「なんだこれは!誰が作ったんだ!!!!」

Tさん「はい、私です」

上司「美味いじゃないかー!!」

 

Tさんは気づきました。上司がマズイと感じていたのは、その料理が「怒られたくない」という動機で作られていたということに。

今回美味いと言ってもらえたのは、「喜んでほしい」という気持ちで作ったからだということに。

 

そして、以前主婦が上司にともってきた料理は、確かにその主婦の「喜んでほしい」という気持ちが入った料理だったのです。

怒られたくない、より、喜んでもらおう

怒られたくない、という気持ちには、少なからず相手への嫌悪感があります。

嫌いだという気持ちで接すれば、相手を余計不愉快になりますよね・・・

逆に、喜んでもらおうという気持ちの根底には、相手を好きだという気持ちがあります。だから、相手も当然嬉しくなるわけです。

 

また、怒られたくない、は『ゼロ』を目指す心です。ゼロが目標なのですから、大した結果になるはずがありません。

喜んでほしい、は『120点』を目指す心です。120点が目標なのですから、素晴らしい結果になる可能性が高いですよね。

 

怒られたくない、怖い、と思った時は、その時こそ相手の気持ちになり、喜んでもらおう、と考えることが大切です。

人からどう思われるかは大切だ、しかし気にしてはならない

怒られたくない、という気持ちは、人に悪く思われたくないという気持ちが根底にあります。

しかし、「悪く思われたくない」と考えた瞬間に、その行動は悪くおもわれる方向に向かってしまうものです。

 

人間というものは、10人いれば、2人は自分のことが好きで、6人は普通で、2人は嫌いなものです。

同じ行動をとっても、それに悪印象を持つものもいれば、好印象を持つものもいます。

 

だから、どんなに怒られない行動をとったところで、絶対に誰かは怒ります。

だから、諦めましょう。

 

人にどう思われるかを気にし始めたら、どんどん病んでいきます。

どんな行動をとっても、絶対に自分のことが嫌いだという人はいるからです。

だから、人にどう思われようと気にしてはいけません。

 

怒られたならば改善すればいい。

ただし、その怒られたということに対して、嫌だなあと思う気持ちは一切必要ありません。

相手にどう思われようと感想を持つ必要はないのですから。

 

ただし、勘違いして欲しくないのは、、人にどう思われようと、どうでもいい!

という主張を私はしてるわけではありません。

 

人にどう思われるかは、とても大切です。

だから、出来るだけよく思われるように、優しく、謙虚で、服装も清潔感があり、約束は守り、気を使わなければなりません。

 

しかし、その結果、『どう思われたのか』について感想を持つ必要はありません。

嫌われた、怒られた。

それならば、改善すればいいだけ。嫌だなぁという気持ちになる必要は一切ありません。誰にどう思われても、絶対に気にしてはいけません。

改善出来る部分は改善する。出来ない部分は無理のない範囲で努力する。ただそれだけです。嬉しい哀しいは必要ありません。

悪く思われたくない、恐怖でがんじがらめ

人がどう思うか?に捉われて、恐怖でがんじがらめになってしまう気持ちは良く分かります。

私もなってしまったことがあります。

だけど、それは本当は必要ないことなのです。

 

そして、人に怒られない、ではなく喜んでもらう、を意識しましょう。

その結果、人に好かれようが、嫌われようが、感想を持つ必要は一切ありません。

そうすれば、色々と楽になっていくのではないでしょうか。

コラム

Posted by aritinu