インド占星術の乙女座ラグナの性格や象意と実際の体験談
インド占星術の乙女座ラグナの特徴を、ダランの鑑定経験や教科書的な特徴を交えながら、この記事では話していきます。
インド占星術の乙女座ラグナの特徴
乙女座は12星座で最も賢く、論理的な星座です。
性格は愛嬌があり、かわいらしい性格をしていますが、堅実で保守的な面があります。
また、賢いので人の短所や物事のデメリットにすぐに気づきます。
なので、経理、法律、弁護士、あるいは研究開発などに向きます。学識の高い人が多く、学識が高くなかったとしても、地頭の良い人が多いです。
ただ、デメリットにすぐ気づくので神経質なところもあり、人の短所にもよく気付くので、批判的になることもあります。
また堅実で保守的なところがあり、あまり常識はずれなことや突飛なことはしたくありません。
乙女座は看護師、介護士など、傷ついた人を助けるような仕事にも適性があります。
患者さんの調子が悪いことにいち早く気が付きます。
デメリットや短所によく気付くので、とても気が利くのです。
6室というのは、本質的には他人に対する欲求のハウスです。
であるがゆえに、6室は争いや闘争、戦いのハウスと言われています。
また同時に6室は奉仕やいたわりのハウスでもあります。6室に木星が入ったらヒーラー、金星が入ったらセラピストという特徴があります。
6室は他人に対する感情なので、吉星が入ると他人に対する労りに。逆に火星が入ったら、敵を打ち砕く容赦ない性質に変わります。
乙女座は6室です。
「他人に対する欲求」という象意があるがゆえに、乙女座の人は他人に求めることのハードルが高いように思います。
だから、他人や物事のアラが見えてしまい、批判的になってしまう一面があります。
人に対して批判的に考えてしまう、人の欠点を見抜くのが上手。
これは良い面もありますし、悪い面もあります。
6室というのは看護師や介護士の象意を持ちます。そのため、乙女座もまた看護師や介護士が向いています。
人の欠点や短所、デメリットが見つけやすいぶん、他人の様子が良く分かるのです。
看護師であれば、今日の患者さんの様子はどうかな、など人の様子を見なければなりません。その面で、乙女座の欠点や短所、異常を見抜く目がいかされます。
他の星座では気が付かなくても、「この人ちょっと調子が悪いのかな・・・」など乙女座は気付くことが出来、察しがよくなるのです。
また、水星が支配する星座ですから、賢いです。理論、理屈が上手で、経理などにも向いています。
経理もまた、ミスが許されない緻密な仕事ですね。
プログラマーやエンジニアも乙女座の象意です。こういった理論、理屈、細かい計算でミスが許されないような仕事というのは乙女座の性質に合っています。
抜け目がありません。
乙女座の人は水星が支配しています。
水星は、若い星と言われています。性別がないのです。水星は子供の年齢であるがゆえに性別が存在せず、中性的な星なのです。
ですから、乙女座ラグナや乙女座が強調されている人は、若々しくて爽やかな印象を持つ人が多いです。
元プロ野球選手、ハンカチ王子として有名な斎藤佑樹も乙女座ラグナですね。
あのように、爽やかで若々しい印象を持たせやすいのは、水星が支配している双子座ラグナと乙女座ラグナの人の特徴です。
水星が支配するという意味では、双子座と乙女座がありますが、双子座は風、乙女座は地と属性が異なります。
どちらも賢い星座なのですが、属性が違うことから印象も変わります。
例えば、双子座は風ですから思考や抽象的なものごとを担当します。
最先端のパソコンを操り、クラウド上で色々物事を行い、ペラペラと論理的に軽快にしゃべるのが双子座の印象です。
とても速いスピードで論理的に机上の空論をこねくり回しているようなのが双子座です。
乙女座は、地なので、もっと現実的で重たく、双子座のような軽快さはありません。
学術的で論文を書き、白衣と眼鏡をつけているようなタイプの賢さは、双子座というより乙女座です。
双子座のように頭の中で空想を張り巡らすことも出来ますが、それよりも現実主義的でまず実践なのが乙女座ですね。
何かあった時、スマホでクラウド上にメモするのが双子座としたら、
ノートなどに鉛筆でメモするのが乙女座です。
同じ水星が支配するのでも、風と地が違うがゆえにこうした違いが出てくるのです。
金星が減衰する星座
乙女座は賢いです。そして、地の星座なので物質的です。
ですから、原子力発電所や、何かの研究所のような、まったく飾り気のない最先端の技術の場所は乙女座の象意です。
これは、金星が減衰するがゆえにそのようなことになっています。
オウム真理教というのが昔ありました。
オウム真理教は高学歴の人が多く、サティアンという宗教場ではサリンを製造していました。
サティアンは全く飾り気がなく、ただただ最先端の技術の場でした。
麻原彰晃のナバムシャのラグナは乙女座であったために、信者も乙女座の人が多く、高学歴で技術の最先端で飾り気のない宗教施設になったと考えられます。
他の宗教は、だいたい煌びやかで豪華で美しい建物を建てますからね・・・
だからといって、乙女座の人がみんなファッション度外視のガリ勉のメガネ君かと言われると、決してそういうわけではありません。
私の知人の乙女座女性は、非常に美しくファッションセンスも抜群です。
ただ、集団としての乙女座の特性は、技術の結晶であり飾り気のない場となるのです。
病院もそうですね。病院という人をいたわる仕事も乙女座の象意ですが、病院もただのコンクリートの飾り気のない建物ですよね。
乙女座の教科書的な象意
支配星 | 水星 |
ナチュラルゾディアック | 6室 |
属性 | 地 |
活動性 | 二重 |
サンスクリット語 | kanya(カニア) |
英語 | Virgo |
機能的吉星 | 金星>水星 |
中立星 | 太陽、土星 |
機能的凶星 | 火星>月>木星 |
乙女座は金星が2.9支配で最大の機能的吉星。
水星は1.10支配で弱い機能的吉星。
金星と水星が絡むと、9-10の絡みが生まれ、なおかつトリシャダや、ドゥシュタナを含まない最強のラージャヨガになります。
太陽は12室支配で中立、月は11支配で凶星、火星は3-8支配で最悪の凶星、木星は4-7のダブルケンドラ支配で凶星、土星は5-6支配で中立星です。
乙女座が木星が凶星になるのは、ダブルケンドラ支配のためというのもあるのですが、乙女座は賢く理論的な星座なので、物理的でない神(木星)に疑いの心を持っているのかもしれませんね。
双子座も同様です。
土星は5-6支配です。5室でトリコーナ支配で良いのですが、6室はドゥシュタナ(兼トリシャダヤ)のハウスであるため、吉と凶合わせて中立になります。
乙女座のナクシャトラ
乙女座を担当するナクシャトラは、ウッタラパルグニー、ハスタ、チトラーです。
ウッタラパルグニーは獅子座にもまたがっていますね。
獅子座は王様です。ウッタラパルグニーは後援者の意味を持ち、人が喜ぶのを見て自分も喜ぶという象意があります。
獅子座のウッタラパルグニーは王様として臣下や国民の後援を行い、彼らが幸せなのを見て自分も喜ぶという意味になるかと。
乙女座はいたわりの星座ですので、人の介護や看護、いたわりを通して、その対象が幸せになったことを見て自分も喜ぶと、そういう意味が出てくるかと思います。
ハスタのナクシャトラの場合は、職人気質になります。
ハスタは元々、握った拳という意味があり、物凄く手が器用な職人になります。
チトラーも同様です。チトラーも手のナクシャトラであり、物凄く器用ですね、。
ウッタラパルグニーは獅子座にもまたがるのでちょっとしかありませんが、ハスタは乙女座のど真ん中にあり、ハスタのナクシャトラは乙女座だけのものです。
ハスタこそが、乙女座をもっとも表すナクシャトラになるであろうと思います。
そのハスタは、職人気質、手が器用、一つのことを極めるという特徴があります。
乙女座もそういった象意と関連することと考えられます。
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