インド占星術のさそり座ラグナの性格や象意と実際の体験談

2022年8月24日2022年9月5日

こんにちは、インド占星術師のダランです。

この記事では、インド占星術におけるさそり座の一般的な象意から私の実際の蠍座に関する体験談まで、分かりやすくお伝えしていきます。

サソリ座はこんな感じだというイメージを作っていただけると幸いです！

蠍座の特徴

さそり座は、12星座で最も執念や精神力が強く、一つのことに徹底的な集中力を持つ人です。

義理堅く、人にしてもらったことは忘れない人情の人です。

しかし、逆に言えば人にされた悪いことも絶対に忘れない執念深さもあります。

 

蠍座は水の星座です。そのため、人に共感する力が強く、人情的で優しく、義理堅いです。

水は感情の力を表します。そして、蠍座は火星も支配します。

火星は攻撃性や活動性、集中力を表します。

水は感情的であり、火星は攻撃的を表すので、普段は優しいのですが怒ると水の感情の力が怒りに発揮され、非常に恐ろしいのも蠍座の特徴です。

 

また、蠍座はナチュラルゾディアックで8室を表します。

つまり8室も蠍座の象意と関わることになります。

 

8室には「隠された真実の追及」という意味があります。

一般的なきれいごと、愛は素晴らしいとか、努力は実るものとか、そういうありきたりな言葉の薄っぺらさに簡単に感動するのではなく、もっと奥深くにある人生の真実を探ろうとします。

例えば、愛はいつか消えるもの、努力は実らないこともある。だから私たちはどうすべき…という、深い思考を求めます。

みんなが目を背けている都合の悪い真実にこそ目を向けられる優しさが蠍座にはあるのです。

蠍座の有名人には、イチローがいます。

1つのことを徹底的に極める職人のような、頑固さと芯の強さと集中力があるのが蠍座の特徴です。

日本のヤクザはさそり座

日本のヤクザは、さそり座に例えられます。

無表情でこわもてで、何考えてるか分からないのですが、任侠であり義理堅く、与えてもらった恩は忘れません。「スジを通す」ということを非常に重要視します。

これは木星が2-5支配で機能的吉星化となるための性質です。

また、戦後は法律や警察の手の届かないところで闇市を開き、政府の配給だけでは行きわたらない食料を流通させ、人助けをしていました。

昭和の時代は、警察の手の届かないところでヤクザが治安を維持していたこともあるようです。

そうした、古き良きヤクザのイメージ、きれいごとでは助けられない人を助ける、真の救世主足りうるのが蠍座の特徴です。

蠍座は双子座が苦手

しかし、ヤクザといえど口の上手で賢い法律家がやってこようものなら、たちまちかなわなくなります。

この口が上手な賢い法律家というのが、ふたご座です。

蠍座からみて、ふたご座は8室目にあたります。8室は「かなわない相手」を示します。

口が上手く賢く正論を言う双子座は、感情・人情の蠍座には苦手な相手となります。

 

田舎の優しいおばあちゃんが、口の上手い詐欺業者に情をほだされて、高い壺をだまされて買ってしまうというのがありますが、この優しいおばあちゃんが蠍座、口の上手い詐欺業者が双子座のイメージです。

 

蠍座にとって、水星は8,11室を支配する最大の機能的凶星です。

さそり座の人はそうした水星期になると人に騙されてしまう、強欲な人から詐欺にあってしまうという象意が出てきますのでご注意ください。

その他の蠍座のイメージ

頑固な職人気質だけど、涙もろくて人情にあふれた田舎の親父。

普段は優しけど、芯は強い女性。

恋人にストーカー化し、リストカットするようなメンヘラな人。

誰に何を言われても自分の信念を曲げず夢を実現する強い人。

蠍座の人物像はそのような感じです。

蠍座のナクシャトラ

蠍座には、ヴィシャーカー、アヌラーダ、ジェーシュタの3つのナクシャトラがあります。

ヴィシャーカーは0~3度20分まで。目的意識が強く、達成のためには手段を択ばないナクシャトラ。

アヌラーダは、3度～16度40分まで。目的意識が強く、達成のために人と協力して、時には協力相手の方がメリットが大きくなるくらいの上手な協力を行って、目的を達成していくナクシャトラ。

ジェーシュタは16度40分～30度まで。隠遁者のナクシャトラ、うちに強い怒りを秘めており、性格に二面性のあるナクシャトラ。人里離れたところに住む、世俗を知り尽くし、世の中を薄っぺらさの奥にある真実を知っているナクシャトラ。

 

私、ダランの金星はジェーシュタにあり、ナバムシャで高揚し強いです。

金星は芸術的な嗜好・興味を表すので、私の興味はジェーシュタっぽいといえるでしょう。

私は音楽がかなり好きで色々聞くのですが、一般的に流行っているポップな歌は一切聞かず、物凄く暗く激しいロックが好きです。

インディーズのロックバンドや、病んだようなヴィジュアル系のロックやメタル、デスボイスやシャウトが入るような激しい怒りを秘めた曲。

そういうのが好きです。

どうも、愛だの恋だの平和だのと歌っている曲が薄っぺらい感じがしてあまり興味も共感も持てないのですよね。

それより、人の暗さや、悲しさ、闇、を歌っている曲の方にすごく共感してしまうのですよね。

これは私の金星が蠍座にあることで納得できるし、しかもさそり座の中でもジェーシュタっぽいですよね。

私自身が8室惑星集中であり、水の星座在住の星が多いというのもあるでしょう。

あと、私の１室支配星も太陽も月もダニシュタ―やシュラヴァナ(どちらも音楽に関連するナクシャトラ)にあるので、音楽に興味があり、それが暗いものが好きというのが読み取れるわけですね。

さそり座の教科書的象意

支配星	火星
ナチュラルゾディアック	８室
属性	水
活動性	固定
サンスクリット語	Vrishcika
英語	scorpio