インド占星術における惑星の意味を解説!象意暗記表もあります
インド占星術で使う9惑星の象意一覧
インド占星術で使う9惑星にはそれぞれ神様がいます。
9惑星の神様の画像と、9惑星のそれぞれの象意、そしてそれぞれの惑星の象意を説明した動画をこのページでは掲載しています。
太陽の象意
神の名前 | 太陽神スーリヤ |
性別 | 男性 |
性質 | 小凶 |
宝石 | ルビー |
暗記事項 | 王様、父親、プライド、名誉、仕事、創造、わがまま、リーダーシップ |
説明 | 太陽は太陽系の主星であり、全ての活力、エネルギーの源になります。 太陽は魂、自我を表し、自分を強く表現したいという欲求が根底にあります。従って、プライド、誇り、地位、名誉、権力、仕事の象意があります。また、太陽系の中心ですから王様の意味もあります。太陽が強かったり、獅子座ラグナ の人は、自己主張が強く、存在感があり、リーダーシップがあります。 結果的に王様のようになり、自分を中心に周りの人が動くことになります。 カリスマ性のあるリーダーになります。また、自分を表現するための創造性も豊かで、新しいものを創造するのが得意です。この創造は5室と意味合いが近いですね。太陽が支配する獅子座も、ナチュラルゾディアックで数えれば5室目ですね。よって、創造性豊かで、周りを楽しませるような、自己主張の強い王様のような惑星になります。また1室と太陽が絡むと、非常に体力がありエネルギッシュな人になります。 |
月の象意
神の名前 | 月神チャンドラ |
性別 | 女性 |
性質 | 満月時:小吉 新月時:小凶 |
宝石 | 真珠 |
暗記事項 | 心、母親、幼少時代、家庭生活、人気、ユーモア |
説明 | 太陽が自分の表現(外面)を示すなら、月は心の満足(内面)を示します。心の満足ですから、「心が落ち着くもの」を表します。従って、心、母親、幼少時代、家庭生活を示します。月が傷つくと心が傷つきやすい、辛い幼少時代を過ごしている、 母親との関係が悪いといったことになります。 月は心が落ち着くため、大衆人気(人の心が落ち着く)の象意もあります。 火星によって傷つけられると、怒りっぽい等、怒りによる心の傷つき、土星によって傷つけられると、不安で憂鬱な心の傷つきとなります。木星と組み合わされば、ガージャケーサリヨガで高徳、 両隣に星がなければケーマドルマヨガで孤独という具合に多くのヨガと関わり、 ダシャーの計算の元となるジャンマナクシャトラにも使われたり。月をラグナとしてみる(チャンドララグナ)読みにも使われたりと、 インド占星術では、最も重要な惑星となります。 |
火星の象意
神の名前 | 火星神マンガラ |
性別 | 男性 |
性質 | 凶 |
宝石 | 赤サンゴ |
暗記事項 | 行動的、攻撃的、運動神経、戦い、スピード、軍隊、一点集中、筋肉、外科医 |
説明 | 火星は、生存への意思のエネルギー、自分の生命や意思を守る力を示します。太陽が王様なら、火星は軍隊、征服者を示し、男性的なダイナミックなエネルギーを持っています。従って、行動や活動、攻撃、運動神経等の象意があります。自分の目的を達成するために必要な星で、この星が強いと生命、意思を守るエネルギーも強く、活動的、攻撃的になり、自分の意思を達成、夢を実現する、目標を達成する、積極的になります。 弱いと消極的、目的意識が弱い、達成できないことになります。また肉体的な強さや運動神経も意味します。スポーツ選手は火星が強くなければいけません。また、肉体を解剖する、外科医の意味もあります。 |
水星の象意
神の名前 | 水星神ブッドゥ |
性別 | 中性 |
性質 | 小吉 |
宝石 | エメラルド |
暗記事項 | 知性、論理、言葉、コミュニケーション、文章、数学 |
説明 | 水星は知性、思考方法、言語能力、コミュニケーションを司ります。 この星がどのハウスや星座に在住するか、どの星の影響を受けるで、 その人の考え方、話し方が変わってきます。現代社会では、貿易やコミュニケーション、ビジネス、技術開発など象意は多岐にわたります。水星は、太陽系の配置上常に太陽の28度以内にいます。水星は太陽のそばで、太陽(自我)を他に伝達するための技術を持っています。そのため、コミュニケーションや考えや、言葉といった象意になります。水星は王室である太陽・月の子供、王子になります。性別は中性。子供であるため、まだ性別がはっきりしませんが、とっても賢くて理屈っぽい、口の回る少年のようなイメージの星です。 |
木星の象意
神の名前 | 木星神グル |
性別 | 男性 |
性質 | 大吉 |
宝石 | イエローサファイア |
暗記事項 | 幸運、楽観、倫理性、宗教、法律、高度な知識、善、拡大 |
説明 | インドでは、自分の精神的指導者、師匠に当たる人を「グル」といいます。木星は、精神的指導者になり、木星もサンスクリット語で「グル」となります。木星は最大吉星なので、幸運で木星が関わるハウスや惑星に保護を与え、ダメージをやわらげてくれて、吉意を拡大してくれます。木星は最大吉星なので幸運、幸運だと楽観的になります。 また、木星は最も精神性が高い星で倫理的で道徳的です。よって宗教の象意。また、決まりをちゃんと守る誠実な星なので法律、の象意もあります。木星は幸運な分、楽観的ですので、悪く出れば判断力が鈍く、盲目的な楽観主義者になってしまいます。木星は同じ星座に1年間とどまりますので、同時期に生まれた人は 同じ特徴を持つことになります。干支は12ですが、木星も星座を一周するのに12年です。 |
金星の象意
神の名前 | 金星神シュクラ |
性質 | 大吉 |
性別 | 女性 |
宝石 | ダイヤ |
暗記事項 | 美しさ、芸術、結婚、愛情、女性、宝石 |
説明 | 金星は美しく輝く女性の星になります。月が母に相当するなら、 金星は愛人に相当します。金星の配置により、自分を装飾する方法や好み、思考、美的感覚、社会的価値観が 分かります。また、金星は愛と調和の星ですので、人間関係の中で調和を保ち、 調整する働きがあります。また、金星は、愛情をどのように表現するかを表しますので、金星が良いと愛情表現がスムーズ、美しい、センスがいい。金星が悪いと愛情表現が苦手、醜い、センスが悪いといった傾向になります。また、金星は結婚を表しますので、金星期に結婚はよくある話です。結婚や宝石など、金星はきらきらした美しいものを示します。 芸術家は、金星が良い状態であれば良いですね。バレエやフィギュアスケートなどは、金星と火星が良い状態である必要があります。金星が良く出ると愛と調和、美しい、といった性質になりますが、金星が悪く出ると、贅沢しすぎ、豪華すぎ、散財、物質主義になります。また肉体的な快楽を求め、不倫、覚せい剤、甘いものの食べ過ぎなど行き過ぎた欲求にもなってしまいます。 |
土星の象意
神の名前 | 土星神シャニ |
性質 | 凶 |
性別 | 中性 |
宝石 | ブルーサファイア |
暗記事項 | 自責、憂鬱、苦悩、奴隷、持続性、民主主義、実務的、カリスマ |
説明 | 土星は人生を説く厳しい教師です。土星が関わることは片っ端から否定され、厳しく鍛え上げられます。その分、自分を責め憂鬱でマイナス思考になります。また、奴隷や、抑圧された状況、不安、恐怖といったことが土星は 関わってきます。不安でマイナス思考ですから、冒険はしません。冒険しないので、 保守的で現実主義者です。しかし、忍耐で我慢強い星でもあります。土星のパワーがあれば我慢強くコツコツ持続的な努力が出来ます。不安でマイナス思考ですから、冒険はしません。保守的で現実主義者です。 その分腰が低く、民主主義的です。民主主義ですから、リーダーになればカリスマ性 を発揮します。太陽の生まれ持っての王様のような派手なカリスマとは反対方向の地味だけどコツコツ上り詰めた、実力派的なカリスマ性があり、民主的ですから 親しみやすいく、人気も出ます。悪く出れば不安な人、良く出れば実力派のリーダーというようなイメージです。 性別は中性、老いて生殖機能がなくなった人を示します。 |
ラーフの象意
神の名前 | アスリンダム・ラフー |
性質 | 凶 |
性別 | 女性 |
宝石 | ヘソナイト |
暗記事項 | 欲望、無我夢中、熱狂、異常、貪欲、欲望、快楽主義、海外 |
説明 | ラーフは西洋占星術でドラゴンヘッドと言われるように、ドラゴンの頭になります。ラーフとケートゥは悪竜です。昔々、悪竜が暴れていたのを、神様が、竜を真っ二つに切って退治したそうでその残った頭がラーフ、残った尻尾がケートゥとなっています。ラーフは頭しかなくて、胃がないため、いくら食べても満腹になりません。いつも空腹です。ですから、とにかく食べる食べる!いくら食べても空腹ですから、ひたすらもっともっとと求め続けて、食べ続けます。 この様子から、ラーフは欲望が強く、求め続けることを示します。ですから、 豪邸に住んでお金持ちになって~みたいな世俗的な欲望の達成、快楽主義、 享楽的という意味があります。また、貪欲にガムシャラに熱狂的にという意味もあります。その様子から変わり者、風変わり、という意味もあります。 良く出れば、ラーフの熱狂が作用して、一つのことを貪欲に突き詰め、それが 成功して世俗的に達成、ということが言えるでしょう。悪くて出れば混沌、デタラメ 欲深くワガママで異常な人、ということになるでしょう。 |
ケートゥの象意
神の名前 | ケートゥ |
性質 | 凶 |
性別 | 中性 |
宝石 | キャッツアイ |
暗記事項 | 無欲、無関心、損失、悟り、霊能力、海外、あの世、プログラミング |
説明 | ケートゥは西洋占星術でドラゴンテイルと言われるように、ドラゴンの尻尾になります。ラーフとケートゥは悪竜です。昔々、悪竜が暴れていたのを、神様が、竜を真っ二つに切って退治したそうでその残った頭がラーフ、残った尻尾がケートゥとなっています。ケートゥは尻尾しかないので、食事を取ることが出来ず排泄することしかしません。よって、食事が必要ないため無欲です。排泄することで、不必要なものをどんどん捨てますので、損失です。「不必要なもの」というのは、お金とか地位名誉のことです。え?生きる上でお金も地位や名誉必要じゃん?と言うかもしれませんが、この「不必要」とは私たちにとってじゃなくて、私たちの魂のレベルの向上にとって、のことです。魂のレベル向上に最も邪魔なものは、欲望(つまらないことにこだわること) です。この欲望を手放すことが最も大切です。ケートゥはこのことを教えてくれます。欲にまみれて生活している人には大凶の星でしょう。稼いだお金とか地位とか名誉、全て捨てられるのですから。強引に無欲にさせられますので、凶です。ケートゥが関わることは無関心になり、損失が多く、ひきこもりになります。 ケートゥはあの世を示すため、現世に必要なものなど関係ありません。 また、あの世に関わるため、霊能力。生死を司る、「医者」の象意もあります。 また海外とも関連します。「プログラミング」の象意もあります。ラーフと同様に異常者、変わり者、という象意もあります。 |
インド占星術における惑星の意味や象意を動画で、みんな知ってるキャラクターを使って分かりやすく解説しています。
2015年に撮影したので、出てくるキャラクターがちょっと古いかも?でも惑星の象意は5000年前から変わらないので、これでイメージをつかんでください。
惑星の象意は丸暗記しなければなりません。
こちらに惑星の象意暗記表をおいておきますので、活用して下さい。
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