インド占星術の獅子座ラグナの性格や象意と実際の体験談

2022年6月30日2023年5月5日

こんにちは、インド占星術師のダランです。

この記事では、インド占星術の獅子座ラグナの方の特徴を実際に獅子座の方と関わった私の経験や、支配星、星座の活動性、四元素から解説していきます。

獅子座ラグナの特徴

まずは獅子座ラグナについて私が関わって来て、獅子座ラグナの人ってこんな感じだよな～って思うところと、教科書的な獅子座ラグナの象意を挙げていこうと思います。

ダランの獅子座ラグナと関わった体験談

獅子座ラグナの人は、獅子、すなわち百獣の王であるライオンに象徴される通り、

• 王様のような存在感のある人
• プライドが高い
• 皆の前で発表するのに向く
• 人を楽しませるのが好き

という象意があります。

獅子座を支配するのは太陽です。太陽も、太陽系の中の王様ですから、やはり『王様』というのが獅子座の人の特徴になります。

私が実際に関わった獅子座の方の特徴から言うと、『王様のような存在感がある人』という人が多く感じます。

大勢の人がいるなかで、何か用事がある時に「はいみなさん注目～～！これから〇〇をします！」みたいな感じでみんなをまとめたりとか、仕切りたがり屋とか、そういうのを進んでできるようなイメージです。

本人は偉そうでなくても、なんとなく存在感があり、なんとなく偉い人っぽい印象、大物感があり、頼られ、みんなの中心になる感じ。カリスマ性があり、親分のような姉御肌のような。

それが獅子座の人の特徴になります。（勿論、１室の支配星である太陽が減衰したり、１室に土星やケートゥなどの自分を抑える性質のある星があったりするとそういう特徴は出にくくなります。だから印象だけで獅子座だ！と決めるのは危険です。）

そして本人自身も目立ちたがりで、プライドが高く、誇り高い感じがあり、みんなを喜ばせたり頼られたりすることに喜びを感じる人なのです。面倒見は良いでしょうね。大物感、貫禄のあるリーダー、親分と言った感じです。

 

芸能人や歌手は獅子座の人が多いです。

目立ちたがりで、みんなにもてはやされたいのです。

また、芸能の3室と仕事の10室を支配しているのが芸術の金星ということもあるので、俳優や歌手、芸能人やお笑い芸人に獅子座が多いのです。

（反対に、水瓶座の場合は3室と10室を火星が支配しますから、スポーツ選手といった象意があるかもしれません。勿論、水瓶座の俳優、歌手もいます。）

 

同時に、３室は低次元の欲求（食欲、性欲、睡眠欲）を表します。この低次元の欲求に、豪華・ゴージャスス・贅沢の金星が支配しているので、芸能人は不倫や堕落したニュースが多いわけですね。

太陽が減衰した獅子座ラグナの人を鑑定した話

太陽が減衰している獅子座ラグナの方の場合はむしろかなり、謙虚な印象を受けました。それでも、その人は人前でセミナーを開催する仕事についていました。

何故かというと、獅子座で太陽が減衰するのは３室の天秤座だからです。３室は「コミュニケーション、発表、情報通信、芸能」という意味があり、皆の前で発表したり、自分の意志を伝えるという意味があり、セミナーを開催して前に出て喋るというのは、モロに３室の象意になっているからです。（その人は2-3星座交換だったので、2室の『言葉』と3室の『発表する』が組み合わさったのかもしれません）

1室の支配星はその人の人生の大きなテーマを表します。１Lの太陽が３室にいるということは、芸能や表現、何か情報を伝えることがその人の人生の大きなテーマとなったのでしょう。

獅子座といってもナクシャトラによる

獅子座と一言に言っても、細かくみればナクシャトラでは「マガー」と、「プールヴァパルグニー」「ウッタラパルグニー」の３種類がありますので、ラグナが在住するナクシャトラによっても性質は変わってきます。

 

この中でも特に「マガー」は、まさに王様と言った感じのナクシャトラです。プライドが高く目立ちたがりで、信仰深いです。

マガーは特に信仰深いナクシャトラです。

神を信仰する誇り高き王様というイメージです。

私がこの前鑑定した方は、時刻修正の結果恐らく「マガー」のナクシャトラの方でした。

その方は、個人事業主の方でした。組織に属さず自らが仕事を作って働くのはプライドと誇り高いマガーらしいですよね。また、その方は宗教団体に所属して本気で信仰をしていた時期もあったそうで、信仰深いマガーの特徴をもろに兼ね備えていました。

控えめな方でしたが、芯が強くプライドも持っている方なんだろうなと思いました。そのプライドが高いというのは嫌な感じが全くなく、誇り高くて、かっこいい、頼もしい印象を受けました。

経営者や芸能人が宗教家に騙されやすい理由

獅子座の人は芸能人だけでなく、経営者も多いです。

経営者や芸能人は、神様や宗教を信仰する人が多いです。これは、マガーのナクシャトラの人が信心深いということもありますし、

獅子座の人からみると、８室（支配者）は魚座です。

魚座は宗教や神秘の星座です。

８室目の星座というのは「絶対にかなわない相手」を指します。

 

獅子座の人は、魚座の人に支配され、絶対にかなわないのです。

ですから、魚座（神秘・宗教）ラグナの宗教人に、獅子座の人はいいように動かされてしまう、というわけです。

 

逆に山羊座からみると、獅子座が8室になりますね。

山羊座は、地道に努力をする仕事人です。獅子座は山羊座という優秀な社員を抱え、支配することで発展していくわけですね。

 

プールヴァ・パルグニーや、ウッタラ・パルグニーは娯楽が好きで人生を楽しみたいというナクシャトラです。

獅子座はナチュラルゾーディアックで5室ですので、5室(創造・娯楽)のような要素を持った星座です。まさに、そのナクシャトラの象意と被っていますね。

 

プールヴァは自分が人生を楽しみたい。美味しい食事、楽しい旅行、異性との快楽などの象意があり、自分を楽しませるために周りを動かしたくなるタイプ。

会社で後輩に一発芸をやらせて爆笑しているようなタイプですねって書くとイメージ悪いですが(^^;

 

ウッタラは、他人を楽しませることで自分も楽しく幸せになるというイメージで、良い後援者という意味があります。

ウッタラは、部分的に獅子座で、部分的に乙女座に入ります。

乙女座は他者をいたわる星座なので、そういう象意もウッタラの方には少し入ってくるがゆえに「人を幸せにするのが自分の幸せ」となっているのかもしれませんね。

獅子座の教科書的象意

支配星	太陽
ナチュラルゾディアック	5室
属性	火
活動性	固定
サンスクリット語	simha(シンハ)
英語	Leo

支配星が太陽

支配星が太陽であるために、太陽の性質を持っています。

太陽の性質とは、プライド・エゴ・エネルギー・高貴な・王様を意味します。

なので、獅子座にはプライドが高く、誇り高く、高貴な雰囲気をさせる方が多いです。大物感でカリスマ性のあるリーダー気質です。

ナチュラルゾディアックでは5室

牡羊座から数えると、獅子座は5室になります。

5室には創造性・娯楽という意味がありますが、獅子座の人は創造力が素晴らしく、独創的なアイデアを持っています。

iPhoneを生み出したアップル社の創始者、スティーブジョブズは獅子座ラグナらしく、これまでにないiPhoneや、iMacという世の中になかった革新的な商品を生み出しました。

しかし、アップル社の製品は互換性がなく、アップル社のものを使わなければ使い勝手が悪いです。WindowsでiPhoneの管理をするよりも、MacでiPhoneの管理をしてicloudに保存して・・・の方がやりやすいですよね。

王様の獅子座らしく、自分の作った世界の中に商品や使う人々を入れ込みたいのです。

 

一方で、windowsを開発したビル・ゲイツは双子座ラグナです。双子座は賢く、ナチュラルゾディアックでは3室(情報発信・通信・移動)を支配します。3室らしくwindowsは互換性が高く、何にでも使えるように作られていますね。3室の「情報の浸透と、移動」といったような象意がそれをもたらしています。

これが双子座ラグナと獅子座ラグナの違いが出ていますね。

属性は火

火の星座なのでエネルギッシュで活動的になります。

活動性は固定

行動に一貫性があります。厳格で信仰深い中世の名君、といったような王様像を思い浮かべて下さい。

彼は言ったことをコロコロ変えるでしょうか？行動には常に一貫性があり、自分の考えは容易には変えようとしません。

それが強みであり、弱みでもあります。

アップル社の製品が互換性が弱いというのもその固定という活動性がもたらしたものかもしれませんね。

周囲に左右されず互換性が弱い分、アップルの世界では革新的な今までにない製品が世に出るというわけです。

まとめ

獅子座の人は、まさに王様というイメージを当てはめてもらえるといいでしょう。

中世ヨーロッパの信仰深き名君である王様、というようなイメージですね。誇り高く、カリスマ性のある、存在感のある雰囲気で周囲から頼られやすいです。

しかしこれはあくまで典型的なパターンを言っているだけなので、太陽が減衰していたり、１２室惑星集中や1-12星座交換で12室が強調されていたり、抑制を表す土星が１室にあったりしたらまた違ったことになってくるでしょう。

臨機応変にリーディングをしていきましょうね。