インド占星術の蟹座ラグナの性格や象意と実際の体験談
こんにちは、インド占星術師のダランです。
この記事では、インド占星術の蟹座ラグナの方の特徴を実際にかに座の方と関わった私の経験や、支配星、星座の活動性、四元素から解説していきます。
蟹座ラグナの特徴
テーマ
愛するものを守る
特徴
- 愛情深い
- 他人のことを自分のことのように受け止め、どこまでも尽くせる
- 世話好き
- 面倒見がよい
- 味方のためならどこまでも勇敢になる
- 家や故郷、地元を愛する
- 直感が鋭い
気を付ける点
- 世界を敵と味方に分けすぎ
- 味方や仲間と思わない人に冷たい
- 感情の浮き沈みが激しい
- ヒステリーで気分屋
- 論理的でない
性格
蟹座ラグナは、支配星が月、エレメントが水、活動性は可動です。
また、ナチュラルゾーディアック(牡羊座を1室とした考え方)だと、蟹座は4室になりますので、蟹座と4室の象意は被っています。
まず、蟹座の人は4室の「プライベート」が関わっています。4室は完全に個人の室です。10室が公的な室だとしたら、4室はその正反対の私的な室です。
ですから、蟹座の人も公的なことよりも私的なことを優先する、個人主義者になりがちです。
個人主義者のマイホーム主義者で、自分とその周囲が守られればそれでよい、自分の味方の範囲を決めて、自分の味方であれば徹底的に守ろうとしますが、自分の敵だと感じる人には容赦がありません。
世界を敵と味方に分ける傾向があります。
この人と最初は仲良くなる敷居はあるのですが、一度仲良くなり味方に認定してもらえたら、物凄く良く対応してくれます。
最初はよく知らないという理由で、そっけない態度をとられたりしますが、ひとたび話すと、途端に心を開いて饒舌になり、凄く良くしてくれるタイプです。
蟹座は「4室」であり「月」の星座なので、しばしば母性豊かだと言われる星座ですが、本人にはその感覚はあまりないようです。
蟹座を動かすのは、感情であり、人と人とのつながりです。蟹座は水のエレメントを持っている星座なので、感情がメインテーマになってきます。月も感情を表す星座です。
他人に感情移入し、まるで自分のことのように考えてしまうというのは蟹座の特徴です。他人と自分がつながり、他人に心から同情できるのです。これが蟹座の人情豊かな部分であり、魅力でもあります。
非常に愛情豊かな人々です。
しかし、誰も彼も同情をしていたら、収拾がつきません。そこで、蟹座は同情し、愛情や優しさを与える人と、そうでない人を区別するのです。
感情は、水です。水は津波や洪水を引き起こす強い力を持ちます。感情もまた、論理や理屈を越えた強い力を持ちます。
しかし、誰も彼もその水(感情)を与えていたら、水浸しになってめちゃくちゃになってしまいます。
だから、蟹座の人は水(感情)を与える範囲というのをしっかり決めているのです。
水には器がなければいけません。蟹座の人の器は、甲羅です。甲羅の内側に感情という水を入れています。味方はその甲羅の内側に入れて水(感情)を与えてあげて、敵は甲羅の外に出し水(感情)を与えることはありません。
しかし、この水を与える範囲というのは決してずっと変わらないわけではありません。
その時その時によって、新しい仲間を作ったり、既存の仲間に見損なったら外に追い出したりと、最適な形になるように変動しています。
また、蟹座は決まったことの繰り返しが好きです。毎回決まったお店に行く。毎回決まった場所に行く。毎回決まった人と付き合う。自分のテリトリーがあり、そこを出来るだけ利用しようとします。
しかし、ある時、思い切っていつもと全く違う場所に行くことがあります。そして、今度は全く違うその場所が、いつもの場所に変わってしまうことがあります。
これは、蟹の脱皮のサイクルとよく似ています。こうして少しずつ自分の世界を広げていっているのです。
蟹座の人にとって大切なのは、共感できるかどうか、そして感情です。
理屈よりも感情で動くタイプです。仲間を守ろうという意識がとても強いので、仲間がピンチの時には誰よりも力になってくれるし、誰よりも相手の立場に立って考えることが出来ます。
蟹座の長所
- 仲良くなったら優しい
- 相手の立場に立って物を考えられる
- 味方には非常に優しい
- 愛情が強い
蟹座の短所
- 敵に厳しい
- 相手が仲良くしようとしても、敵認定したら受け付けてくれない
- 敵と味方を考えてしまう
- 理屈より感情を優先する
惑星の吉凶
太陽は2室支配。敏感な中立惑星で絡む星によりマラカとなる。
水星は3-12支配の機能的凶。感情優先の蟹座には理屈の水星は合わない
金星は4-11支配の機能的凶星。心を重視するから、見た目が綺麗な金星に興味がないと考える
火星は5-10支配のラージャヨガカラカ。最高の機能的吉星。火星の行動力が、蟹座の「味方の範囲」や世界観を広げるのに必要
木星は6-9支配の弱い吉星だが凶意もあり。トリコーナの吉意は(9>5>1)で、トリシャダの凶意は(11>6>3)となる。6室の凶意よりも9室の吉意が強く機能吉に分類されるが、6室の凶意も持っている。蟹座にとっては、理屈を越えた正しい叡智(木星)の考え方は非常に大切なのだが、木星の楽観性があると誰も彼も味方と考え危ういといえる。
土星は7-8支配の機能的凶星でありマラカでもある。感情に生きる蟹座にとって、土星の現実性や具体性は苦手なようだ。
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